演劇CRANQ(クランク)プリモ・ピアット 聖夜のヒミツ感想です

~聖夜のヒミツ~ イタリア料理のにおいがする

演劇企画CRANQを観てまいりました。

今年2017年のクリスマスシーズンは ~聖夜のヒミツ~ になります。

去年2016年の~おいしい関係~に続き観てまいりました。

私、アニメも好きなんですが、この演劇も大好きなんです。

もうほんとに好きです。

何が好きかって、この演劇は声優の方がメニューという台本を持ちながら、朗読と演劇をしていただけるですが、小さい劇場の空間にもうイタリア料理のにおいが今にも漂いそうなクリスマスの雰囲気と、演出が飛び切り好きなんです。

ああ今年も終わりかぁと、去年の「~おいしい関係~」からあっという間に一年経ったんだなって感じました。

クリスマスにイタリア料理なんてロマンチックですよね。

それが好きな声優の方達と一緒に演劇を通して過ごせるなんて、なんて飛び切りな空間でしょうか。(実際に料理が出るわけではなくてほんとに演劇です!!)

もう、美味しいイタリアンを食べるなら、この演劇を観るお金に使いましょう!ってそれぐらいお勧めできるのです。

そして声優の方とか詳しくなくても、脚本が面白くて、泣けて、笑えて、心が満ちてきてお腹いっぱいになるそんな素敵な2時間20分になるのです。
 

 

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劇場に到着するまでがすでに演出のような気がしました

私は12/20(火)の初日に行きました。

なぜこの日かは後述いたします。

中目黒の「キンケロシアター」で行われたのですが、(ちなみにキンケロシアターは愛川欽也さんが建てて、キンキンとケロンパの名前からとられたとのことです。なるほど。)

中目黒なんてきたことがないのですが、ちょうど目黒川がライトアップされておりました。

実際の写真です。

目黒川ってあの桜が有名な場所なんですね。

ああ、あの目黒川かって、初めて来ました。そしてスマートフォンの写真で申し訳ないのですが、川がイルミネーションで燃え上がるような美しい光景でした。写真より実際の方がもっと明るかったです。

中目黒からイルミネーションをぶらぶら眺めながらキンケロシアターにたどり着いたので10分くらいかかったでしょうか。イルミネーションも手伝ってか都内は12月でも風が暖かくやわらかく感じました。

夜の公演だったのでこのイルミネーションが見れるタイミングでとても良かったです。

キンケロシアターの大きさ 見え方

キンケロシアターですが観やすい小さな劇場です。

なので演じている方との距離が近いです。

傾斜もあるのでどの席からでも舞台を見やすい距離です。

スッポリとちょど良い大きさだなぁって感じました。

座席も柔らかくてとても居心地が良かったです。

チケットがとれたらすぐに支払いをしたので前から3列目の真ん中でした!!

高さも距離もちょうど良かったです。一番前だとちょっと近すぎるかなと。

舞台への目線の高さも、距離も私としてはちょうど良い距離でした。

この劇場の大きさですと、真ん中あたりが一番観やすいのではないかと感じました。

なぜこのタイムテーブルを選んだのか

プリモ・ピアット~聖夜のヒミツ~は2017年12月19(火)~12月24(日)の6日間行います。

こちらが演劇企画CRANQのオフィシャルサイトになります。

全て行ければ良いのですがさすがに6日間全11公演を観るにはお金がかかります。

キャストがタイムテーブルによって変更するので、出演される方の組み合わせで観たいところにしました。

どの組み合わせもドキドキしました。

以下、個人的趣向ですので意味が不明な方は飛ばしてください。

「ハヤテのごとく」のハヤテとナギ(懐かしいです)、もしくは「アイマス」「プリパラ」に出演されている方の共演ですとか、ふだん見れない組み合わせが生で観れるのですね。もうワクワクしかありません。

以上、個人的な趣向は終わりです。長くなりそうです。

松岡禎丞さんの出演される12/23(土)を観たくて、発売開始時刻と同時にチケットを申し込みましたがそれでもチケットが取れませでした。一瞬で完売でした。

なのでチケットを申し込む際にここがだめな場合の次の日の候補、その次の日の候補とあらかじめ決めておくことをお勧めいたします。

ここはいったん終わりです。

前書きが長くなってしましました。

いよいよこの演劇の感想、本題に入らせていただきます。

それぞれの登場人物が持つ「ヒミツ」

クリスマスイヴの聖夜に、イタリアレストランで巻き起こるそれぞれの登場人物の「ヒミツ」をテーマに物語が進みます。

行った日は「ROSSO ロッソ」の全4話でした。(公演では「VERDE ヴェルデ」も含めA~Fの全6話用意されております)

話はネタバレを含まないように、

というか、正直、1回して観てないので細かい物語の考察は難しいです。

今回の「聖夜のヒミツ」のDVDが来年の夏頃に届くので、楽しみに待って、また、お話しの感想は書かせていただけたらと思います。

 

舞台は東京、神楽坂にあるクリスマスイヴのイタリアレストラン「リジカーレ」です。

せめて舞台の雰囲気を伝えられればと、パンフレットの写真を掲載させていただきました。

登場人物の衣装、雰囲気はこんな感じです。

メニューをもっておりますが、これが台本です。

舞台のはじまりが好きです。クリスマスの雰囲気を伝えるDJラジオの音声から物語がはじまるのですが、去年観に来た時と同じなのですね。

素敵な始まりです。

師走というか、街が急いでいる感じでしょうか、独特の季節なんだって伝わってきます。

全4話の中でそれぞれの登場人物が持っている「ヒミツ」に、

ところどころ、笑い、涙、共感を呼び出すポイントが仕掛けられておりました。

ただ、私だけが涙を流したり、苦しんだりするのではなく、人それぞれ背負った人生というのがあるのだということを感じました。

一卵性双生児の姉妹、姉と妹の気持ちのすれ違い、考えの違い、生き方の違い、

世界を飛び回るツアーコンダクターを夢見ていたが事情があって夢を捨てたキャバ譲、

そのキャバ譲と本舞台のレストラン、リジカーレの店員との恋、

料理人としてイタリアに行くことを決心しリジカーレを離れようとする、はるかと、「ある事情」があって、はるかを日本へ残そうとする郁美、

クリスマスイヴにドタバタが詰まっていて、

笑えて、泣けて、

物語の中にある登場人物の感情に触れる仕掛けがたくさんありました。

感情に触れるポイントというのは人それぞれだと思いますが、ふとしたきっかけで涙が溢れるそんな、ここは、「あなたにしか解らないポイント」かもしれないし、「私にしか解らないポイント」かもしれないって、

私、なんでこんなに泣いたかな・・・?

でも他の人は観ていて違う部分の感情に触れていたのかな、

そんなこと観ている最中は考えられませんでしたが、

家路につきながら、ふと思ったのでした。

ただ、このお話しに共通して感じたところ、みんな、必死に生きていて、それだから「ヒミツ」もあって、それが人間味を感じて、面白くて、惹かれて、共感して、引き込まれていくお話しだと感じました。

個人的にはツアコンに憧れていたキャバ譲のお話で涙が溢れてしました。私の話になってしまいますが、学生の頃は観光系の学部に入りました。私もツアコンに憧れてました。だから大学のうちに体を治そうって治療に頑張って、だけど諦めて、なれなくて・・・。

あくまで個人的な過去と登場人物の気持ちに勝手に共感しましたが、人それぞれに苦しみがあっても、だけどこの演劇を観ることで救いがあり、感じた救いの気持ちがクリスマスの奇跡だとしたらなんて素敵な台本なんだろうと感じました。

そして、プリモ・ピアットを去年も今年も観て感じたこと、お話しは違いますが、イタリアレストランにいるかのような、まるで料理のにおいが伝わってくるようなそんな気持ちを味わえるのでした。
 

 

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プリモ・ピアットのチケット、まとめ、感想のあとがき等々

演劇企画CRANQの作品を観てみたいと思っている方がおられましたら、

ぜひぜひお勧めいたします。

キャストを観ると、年々キャストが豪華に、そして出演人数が増えているのですね。

来年もあるのかな?とはやくも期待してしまう内容でして、

毎年年末が楽しみになったら良いなってひそかに思っておりますが、キャストも豪華になってくると、なかなかチケットも難しいかと思われます。

実際に今回、第一希望はとれませんでした。

・物販など

DVD(税込み¥6000) パンフレット(税込み¥2500)

楽しみです。去年の「~おいしい関係~」のDVDは今年の夏頃に届きました。

※ただ通販は行ってないとのことで残念ですが、会場では物販コーナーで過去のCRANQのDVDも販売しております。お金があれば全て揃えたいと切に思いました。

・チケット代

・先行前売:税込み¥5000 当日券は:税込み¥6000

・先行前売千秋楽“スペシャリテ”チケット:税込み¥6500→全6話観れるのでスペシャルリテチケットはお得ですがすぐに完売します。もし当日券があれば税込み¥7500です。

物販などあわせるとそれなりの値段となってしまいますが、イタリア料理のフルコースを食べるのであればプリモ・ピアットを鑑賞することをお勧めさせていただきます!!

 

※支払いの事前準備についてお伝えしたいこと

先行前売の申し込みの時は「ゆうちょうダイレクト」を事前に利用できるようにしておくことをお勧めいたします。銀行振込は利用できないのです。(2017年時点)

そして「CRANQ」のチケットの座席は振り込みが確認された順なのです。ネットでのチケットの先行前売が日曜日でした。チケット確保後に送られてくるメールの申し込み番号をもとにチケット代を郵便局口座へお支払いするのですが、土曜や日曜の郵便局どうしの振り込みはどうしても「ゆうちょダイレクト」になります。

すぐに「ゆうちょダイレクト」を申し込んで使えるわけではありません。申し込み後、郵便局から届くPINコードを登録しないと利用できないのですね。

日曜日は郵便局がしまっております。窓口での払込票での支払いは不可です。月曜日の支払いですと良い席が取れない可能性があります。

その為、事前に「ゆうちょダイレクト」を使えるようにしておくことをお勧めします。

チケットの支払いなども大きな公演のように自動システム化されてなく、演劇企画らしく、皆様手作業でやっていただいている感じがします。

せっかく観るので座席にこだわりたいのであればとお話しさせていただきました。

最後になります

演劇はその場の空気がひしひしと伝わってきます。

実際に観てみて感じる役者の方々の雰囲気、姿勢が綺麗だなぁとか、動作やしぐさが綺麗だなぁなど、たくさんの細かな発見も面白いです。

そして、その時一回、一瞬しかないのですね。

たとえDVDでお話しを繰り返し観ることができたとしても、

その時の配役、タイムテーブルは異なります。

ああ、全て観れたら良いのにと切に感じました。

 

出演されていた下田麻美さんが以前、このCRANQに出演することについて「お芝居は儲からない、でも面白いからやめられない」というような内容を話しておりました。

 

帰りに、ふだんは飲まないコーヒーチェーン店に入ってコーヒーを頼みました。

サイズの「P」って何かなって、ああ、イタリア語の「ピッコロ」なのか!って、この演劇を観るとイタリア料理の用語もたくさん出てくるのでそんなことにも気づくのでした。

コーヒーとか控えておりましたが、たくさん泣いて、たくさん笑って、次の日、体調がむしろ良くなりまして、一杯程度で悪くなるわけないのにねって、そんなことも感じたのでした。

演劇も鑑賞後のコーヒーもほんとに美味しかったです。ご馳走様でした。

長い記事となりましたが、ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

※2018/10/1 追記:CRANQより「プリモ・ピアット~聖夜のヒミツ~」のDVDが届きました。去年の年末がよみがえります。楽しみにゆっくり観ます。もう年末も少し意識する秋になり、時のはやさを感じます。
演技の力は凄いですね、言葉に力が宿り、あの日と同じように涙が流れました。

パッケージを空けたらDVDについたインクのにおいがなんだかとても心地よいにおいでした。

この劇団の雰囲気はとても落ち着て、そして面白くて、大好きです。

 

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