もくじ
- 「ぼっち・ざ・ろっく!」でMBTIタイプ論
- 「ぼっち・ざ・ろっく!」簡単なあらすじ
- MBTIタイプ論での各タイプ(登場人物のタイプ)とそれぞれのキャラとの関係性
- 「ぼっち・ざ・ろっく!」で各タイプをあてはめてみる
- 「ぼっち・ざ・ろっく!」を観た感想
- あらためて「ぼっち・ざ・ろっく!」をMBTIで観る
- あらためて、ひとりはINFPか!?
- 他のキャラのタイプも考えてみよう
- 喜多ちゃん
- 虹夏
- 山田リョウ先輩
- INFPタイプからみた各タイプの印象
- INFPからみたINFP
- INFPからみたENFJ
- INFPからみたENTP・ESTP
- INFPからみたISTJ
- INFPからみたESFP
- INFPからみたISTP
- 物語での関係性
- ESTPとESFPの違い
- まとめと補足
- 補足 INFPの他の人に対しての呼び方
「ぼっち・ざ・ろっく!」でMBTIタイプ論
MBTIタイプ論を知ってから、架空の作品や創作作品をみると、知らず知らずのうちにそれら作品に登場するキャラクタータイプを考え、そして、各性格タイプの関連性などの部分を意識して観ることが多くなりました。
このページにたどり着く方はMBTIタイプ論に興味がある。もしくはアニメや小説などの創作物やノンフィクションでも物語性がある話に興味をもつ方が多いのではないかと思います。
今回、こちらの記事では、最近みていたアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」で登場する各キャラクターの性格タイプについて、そして、各のタイプそれぞれの相性について語ってみようと思います。
取り上げるサンプルが「ぼっち・ざ・ろっく!」になったのには、あまり深い意味はありません。
理由としては、主人公のぼっちがINFPタイプと思われ、わかりやすそうだったところ。あとは、書いている私がINFPタイプに分類されるところもあります。
比較的内容に馴染みがありそうだったので、今回、この記事では「ぼっち・ざ・ろっく!」を中心にMBTIを語ってみようとなりました。
また、単純にストーリーが面白く、何回か繰り返し観ていた中で感じた、各キャラクターの印象をタイプ論で語ることができそうと感じたりもしました。
あとは、INFPから見る●●●●タイプの内容で書けそうという部分もあります。
タイプ論の相性を何かの作品を通して考える場合、説明しやすい作品は他にありそうとも思いましたが、とりあえず感じたままに書いてみたいと思います。
念のため、MBTI心理学的タイプ論とは?
私とは何者なのか「MBTIへのいざない」16タイプ論のおすすめ本・感想
MBTI心理学的タイプ論がどのようなものか簡単にいうと、人がそれぞれ持つ性格を16のタイプに分け、各タイプがふだん接する世界で考える傾向や特徴などをわかりやすくまとめ説明したものです。
各タイプの特徴は思考・行動のほか、各タイプ同士の相性も分析されていたりします。相性については、実生活での人間関係に照らし合わすのも面白いです。今回は、相性や関係性について創作の物語を通して考えてみたいと思います。
このページを読んでいただいている方も、16タイプのいずれかに該当すると思います。各タイプの説明をみて、「自分のことだ」「ちょっと違うかもしれない」など感想は人それぞれかもしれませんが、私自身のタイプも含め、他のタイプについて考えるのは個人的に面白いです。
架空の物語とMBTIタイプ論を考えると、登場人物のキャラ設定は自然とタイプ論で読み解くことができるのか?それとも架空作品の多くのキャラ設定は、タイプ論のようなデフォルトを参考にしてできているのか?と、そう考えるほど、物語の登場人物にもタイプがあてはまる部分があり面白いです!
「ぼっち・ざ・ろっく!」簡単なあらすじ
「ぼっち・ざ・ろっく!」の簡単なあらすじを、一応、書きます。
ひとり「ぼっち」で目立たなかった後藤ひとり。そんな暗い中学時代を捨て、高校生活では今までから生まれ変わろうとした。しかし、環境を変えてもその日常は変わらなかった・・・。
中学の時から、父から借りて、ひとり押し入れで練習していたギターは、ぼっち(後藤ひとり)の唯一の自尊心でもあった。動画投稿サイトでは「ギターヒーロー」という名で活動。ギターで弾いた売れ線の曲を動画投稿しており、その分野では再生数も多く、投稿サイトでは有名な存在。
一方、リアルな日常は高校生になっても友達ができず、地味な生活は変わらずに過ぎようとしていた。高校を入学して、一か月ほど、バンドの臨時ギターを探していた虹夏に街で出会いそのまま誘われバンドのメンバーとなる。そして、ぼっちは、「結束バンド」の一員となり仲間をつくりかわっていく。
孤独でぼっちだったギタリストの成長物語コメディー。
キャッチコピーは「陰キャならロックをやれ!」
参照:アニプレックス公式YouTubeより(注:クリックで音声がでます!)
MBTIタイプ論での各タイプ(登場人物のタイプ)とそれぞれのキャラとの関係性
MBTIタイプ論を知ってから、物語に登場するキャラクターの性格や関係性は、タイプ論をとおして考えることがよくありました。
このキャラクターはどのタイプになるのか自然と観てしまう部分が増えまして、
私のふだんの日常生活では接することが少ないタイプについても、物語を通してあてはめ、考えることもできて面白いです。
また、創作物とタイプ論を重ねて、
例えば、物語でINFPタイプを中心にして話をつくると、相性があまり良くないESTJ(敵キャラ)・ENTJ(黒幕系)あたりをつくり、
最初はINFPとは相性が良くないようにみえる(まったく真逆のような)ESTPあたりの実際にはINFPと相性が比較的よいE型(他、ESFP・ENFJあたり)が強い味方となり、
他、I型の相性が良さそうなキャラで、例えば、ISFP(似ているようで少し違う)、ISTJ(ツッコミ役だけど合わせてくれる)が近くにいる。
このような感じで、タイプ論の相性をもとにキャラクターを配置すると、物語がつくりやすく、すべてを含めてひとつの物語グループになるような気がしました。
「ぼっち・ざ・ろっく!」で各タイプをあてはめてみる
それでは、「ぼっち・ざ・ろっく!」の登場人物にて、各タイプをあてはめてみます。(※各キャラクターのタイプは諸説あるかと思います)
後藤 ひとり→INFP(内向感情型)
伊地知 虹夏→ENFJ(外向感情型)
山田 リョウ→ISTP(内向思考型)
喜多 郁代→ESFP(外向感覚型)
他キャラクター
廣井 きくり→ENTP(外向直観型)
伊地知 星歌→ISTJ(内向感覚型)
となっておりました。
上記をみて、私も登場人物を各タイプにわけるとだいたい上のような感じになりました。
個人的な感覚では、きくりはESTP、店長(虹夏の姉)はESTJなのかなと思いました。
後述のタイプ論相性でもすこし触れます。あと、リョウ先輩はINTPかもしれないとも最初はすこし思いました。12話まで観たところで、おおむねISTPだと感じます。
主人公のぼっちはINFPだと思います。これも最初はISFPではないかとも感じましたが、こちらも12話までみた中で、INFPだと感じました。
各キャラクターのタイプを参照した上記として、物語上での人間関係とタイプ論での相性を考えてみます。(ぼっちをINFPとしてみる中で、主にINFPと他タイプでの関係性を思ったままに書いてみます。)
「ぼっち・ざ・ろっく!」を観た感想
「ぼっち・ざ・ろっく!」はテンポの良い大好きなタイプのギャクアニメでした!
面白いので1話の時間があっという間に過ぎ去っていきました。サクサク話が進んでいきます。
ぼっち(後藤ひとり)の性格が災いしてか、学校に馴染めずつらい思春期を送っている日常や、対人関係の苦手さなどの描写に共感する部分もあり、やや胸が痛いシーンは所どころありますが、そんな部分も概ねギャクのオチ要素で片付きます。
それに、このアニメでは、幸いにも周りの環境、人間関係ではぼっちちゃんは恵まれて、ぼっちでも比較的優しい環境で物語が設定されていると感じました。
アニメでは、MBITを通して観るという部分でも、ぼっちをINFPとして観察するのにも、面白いシーンがたくさんあります。
ぼっちをみていて、INFPっぽいと感じた部分では、頭の中の会話が圧倒的に多いという部分でしたでしょうか、
しゃべっている台詞は多いですがほぼ頭の中での会話でして、妄想も多い。端からみた時の行動の奇抜さなどなど、
一方で、「無責任に現状を肯定するような歌詞は好きじゃない」というような、
時たま放つ鋭い言葉、
コメディーの中にも、自身への葛藤や置かれている環境から外へ向かう挑戦などが物語の中にあるのでどんどん観れてしまいます。
「ぼっち・ざ・ろっく!」を最初に観たアニメの感想、印象は、連続テレビ小説の「あまちゃん」を数話みた時に面白いなぁと思った感覚に少し似ているような気がしました。
朝ドラはふだんほとんど観ないのですが、あまちゃんは放送後だいぶ経過した数年前に、ストーリーにはまってしまい、最後まで完走して一気に観てしまいました。
「ぼっち・ざ・ろっく!」と内容はまったく別ですが、お話のテンポやギャクを使う間合いに似たような雰囲気があった気がします。
陰キャな主人公が新しく出会う周りの人間関係の中で変わっていく雰囲気なども似ているかなとふとそんな気がしました。
ぼっちの妄想場面でダムの実写や物理演算など、こんなギャクの出し方があるんだ、と、お腹を抱えて笑うというより感心に近い気持ちだったような気もします。
笑いの見せ方は無限なのですね!
ぼっちという名の主人公、で、実際は、孤独という背景とは対照的に、色々な人との出会いで自らをさらけだし、もがきながらも進む高校生となった日常は、驚きと笑いの連続で、その多くはぼっちの性格から生み出される、面白い物語です。
あらためて「ぼっち・ざ・ろっく!」をMBTIで観る
ここまでは、アニメの感想になりましたが、MBTI心理学的タイプ論で観てみようという部分になります。
「アニメでMBTIタイプ論と相性を語ってみたい」という記事タイトルの部分ですが、
結束バンドのメンバーのタイプも含め、相性や関係性はどうかという部分を考えてみます。
あらためて、ひとりはINFPか!?
最初の方と少し内容が重なってしまいますが、あらためて、
主人公のひとり(ぼっち)をタイプ論でみた時に感じた最初の印象はINFP(内向感情型)でした。ただ、ギターを弾ける。物の扱いができる部分ではおなじ内向感情型のISFPではないかとも思いました。もしくはひとつのことに集中力がありそうなINTPあたり。
(注)ちなみに私がこれから書く、作品をとおして感じた各タイプのイメージはかなり感覚的です。正直に言うと、MBTIの四つの心理機能以外で主機能や補助機能などはあまり詳しくないです。
IかE NかS FかT PかJ
など、この部分で判断しており、それ以外の補助機能や第三心理機能まで詳しく考えるとごちゃごちゃになってしまい、まとまらなくなりそうなので、
心理学を使うのですが、そこは少し感覚的に、MBTIの本などから知った各タイプのイメージをそのまま、感じるままに直感的にあてはめていきます。
それで、ぼっちがINFPかという部分では、あらためて、アニメを観て、
・空想の場面、妄想の場面、頭の中で話す。
・頭の中では多弁ですが、実際の会話は少ない。
・アニメの描写ですら前置きが長い。結論がまわりくどい
たとえば、第2話のアニメ冒頭、水風呂に入ってからバイトをサボりたいというくだりまでの長さが、良い味わいで面白くINFPらしさが表現されていると感じました。
他ですと、第6話、金沢八景で酔っ払っているきくりと出会ったシーン。逃げ足がトロくスルーが苦手な部分や(流されやすい)、バイト先でコーヒーをこぼす危うさ。要領の悪さ。一方で、土壇場になってやっと本気を出す。
承認欲求として認められたいけど目立ちたくはない矛盾を抱えるなど、
こんな部分でしょうか、
ぼっちがバイトでコーヒーを注ぐときにこぼすところですが、昔、初めてバイトを経験したコンビニですが、まだ慣れないはじめの頃です。流しで洗いものをしながら揚げ物が出来上がった合図のブザーを聞き、フライヤーに目を向けずに手を伸ばしたら「それ180℃以上の高温ですよ!!」と店長に叱られたことを思い出しました。
はたからみると危なっかしくて、見られていると緊張して突飛な行動をしてしまうところ。
他のキャラのタイプも考えてみよう
他の登場人物のタイプを考えてみます。
各キャラの最初のイメージ・タイプ。
喜多ちゃん
「ぼっち・ざ・ろっく!」最後まで視聴決定は、第三話の喜多ちゃん登場の場面だったかもしれないです。
ぼっちちゃんに合わせてボイスパーカッションを返すシーンのインパクトが強烈で可愛かったです。「キターン」というオノマトペもすごく良かったです!
喜多ちゃんが登場した第3話「馳せサンズ」のサブタイトルに意味あるのかと調べたところ、各話、サブタイトルはアジカンの曲名からのパロディなのですね。はじめて知りました。
キターンも元ネタがあるのでしょうか!?
このアニメのなかではぼっちと喜多ちゃん、人気の部分も含めてどちらが主人公なのだろうかと思ったりもしました。
私のイメージでは喜多ちゃんはINFPと相性が良いとされているESTPなのではとも思いましたが、喜多ちゃんはESFPだそうです。
ここのあたりESTPとESFPの区別が難しいのですが、
ESFPの方がESTPよりも人当たりや外界への接し方がマイルドなのかなと感じたりもしました。
ESTPだと、もう少し、良い意味で話し方や態度なども単刀直入なところがありそうです。もっとスリル・リスクを求めるような不良ごころがありそうで、そんなところは、喜多ちゃんは性格が良すぎる部分でESFPという部分でしょうか。
あまり実生活でこのタイプに会わないのでイメージしにくいタイプがESFPです。
虹夏
虹夏→ENFJであっていました。
当初、面倒見の良さという部分でESFJではないのか?母性が強いという部分で、そう感じるところもありましたが、ESFJよりも、もう少し全体を広く、視野をもって見れる部分、
それと、E型のなかでは少ない利他的な性格であるのがENFJという感覚のような気がします。
ENFJタイプ の印象ですと、元気そうにみえて他の人に気づかれないところで苦労を抱えてそう。メンタルが強そうにみえて実は少しモロい感じ。
アニメの虹夏というより、ENFJさんのイメージを書きましたが、今後、作品がどういう感じで進んでいくのか最新話まではわかりません。(原作未読)
お姉ちゃんのためですとか、少し間違えると闇落ちしそうなほど性格が良い人。
人の為に自らを犠牲にしてしまう人。それも自分から積極的に関わっていく感じ。
ぼっちへの理解がはやい、かつ、ツッコミもできる。7話の「青春胸キュンをくらう」など視聴者へまでも丁寧な解説。
山田リョウ先輩
リョウ先輩→ISTP
リョウ先輩のタイプも最初のイメージとあっていたようです。
ISTPとしてのイメージ、キーワードですと、
孤高・単独行動・職人気質・スリルを求める、などがパッと浮かんでくるところです。
INTP説もありかと感じました。
ただ、作品内での人間関係をみると、喜多ちゃんがもしESFPならば、INTPタイプにいちばん惹かれるようなので、そんな部分で思い浮かんだのかもしれません。
もっともESFPとISTPでも相性は悪くはないようです。
INFPタイプからみた各タイプの印象
ここでは、MBTIのタイプ論だとINFPとなる私からみた各タイプの印象で書いてみます。
ところどころ、内容が今まで書いた部分と重なるところがあります。
INFPからみたINFP
ぼっちちゃんは、INFP以外ですと、ISFPもしくはINTPあたりが他のタイプとして候補にあがるのかなと感じました。
楽器をうまく扱える部分ではS型なのか、など。
ですが、物語が進むなかで、空想が多い。回想がながい。冒頭から本筋までの脈絡が長い。水風呂の件など(話が長く結論が遅い)、トロイ。いざというときにコケル。歌詞を書かずにサインのイメージから入る(N型っぽい)。作曲より作詞寄り→感情表現の方が得意。
などなのかなと感じました。
INFPからみたENFJ
ENFJの虹夏ちゃんですが、孤独で内向的なぼっちを物語の中へ、この舞台ですと主にバンド活動になるのですが、そこへ導く存在として虹夏のENFJ的な、菩薩様のような優しさ、偏見のなさ、全方位へ手を差し伸べるまなざしのようなものが目につきました。
ENFJのような、なかなかこのような存在は、INFPのふだんの生活ででくわすことは少ないと感じるのですが、
イメージとしては偏見のなさ、導き、広い視野、見え過ぎるがあまりに苦労する。INFPから見るととても良い人ですが、心の中にある徳を外に向けすぎるがゆえに現実とのギャップに苦労しがち。
とても安心する存在、でも、どこか抜けていて、ほんとはそこ気づいてほしいというところが悪気なくかかわる中で見えてきたりする。これは、全てINFPからみた、それも主に私の勝手なイメージです。
まどか☆マギカだとマミさんタイプ、イメージカラーも同じ黄色ですね。
なにか共通点がたくさんありそうな気がします。
まどか☆マギカの巴マミもENFJだそうです。これはいちばんしっくりくるENFJのイメージでした。優しすぎるがゆえに不器用なところがあり、見えない苦労を抱えていて、少し危なっかしい部分を接していると感じたりする。
ひとりではきっかけをつくるのがへたで外界に対して常に臆病なINFPを安心感をもたせて外の世界に導く役割が虹夏だったと思います。
INFPからみた印象はよく相性も良いと感じます。
INFPからみたENTP・ESTP
虹夏の次に重要だった人物は、ぼっちのギターを弾く能力を覚醒させる存在として、「6話:八景」で登場した、きくり(ENTP)だと感じました。
アニメを観た印象では、きくりはENTPではなく、もしかしたらESTP(外向感覚タイプ)ではないかとも感じました。
それは、先ほども書きましたが、物語の中で、登場人物との相性・関係性をみた中でのいち感想です。
ぼっちのタイプをINFPとしてみると、いちばんそのタイプと相性がよさそうなのがESTPで、物語の関係としてみるとしっくりおさまる気がしました。
きくりの日常はけっこう破滅的で無茶苦茶な部分もありますが、ぼっちのよき理解者であり、時に良いアドバイスをして助けてくれる存在。
ぼっちの方もギターを通して関わる中でお互いに飽きないタイプのようにも映ります。
ですが、きくりがENTPタイプとしても、ほぼ近い感覚のような気がします。
INFPからENTPのイメージとしては、ESTPと同じように飽きないタイプですが、たまにイラっとするようなところはありそうです。ENTPタイプの人は悪意はないのですが、時にその冗談がけっこう本質をついたり、一緒にいると少しヒヤヒヤしそうなところはありそうです。やや冗談が過ぎるので面白いですが少し疲れそうな感じ。
ENTPと比べたら、ESTPタイプの方がもう少し色々と察してくれそう。
INFPからみたISTJ
虹夏の姉で、「STARRY」の店長、伊地知 星歌は、ISTJとのことですが、店長はINFPと相性があまり良くないESTJではないだろうかと感じました。
理由としては、INFPのぼっちは常に店長といると緊張している。怖がっている。リラックスできない雰囲気は実際に私の日常で対峙してきたESTJのイメージでした。
店長をESTJとしてみた場合、物語の中で、不器用ながらも面倒見がよいところ。
経営するライブハウス「STARRY」のなかで、バイトとして雇う年下の結束バンドのメンバーをまとめあげる力もあり、成熟したESTJのような気がしました。
ただ、「STARRY」を経営する運営者、もしくは、事務方の能力としてみるとISTJともいえるのかもしれません。
ISTJとみれる部分では、実際は可愛い物が好きですとか、プレゼントはサプライズがよいなどの部分で、ISTJっぽいところなのかなとも思いました。
どちらにしてもxSTJであるので、物語の中では、「ツッコミ特化」「実利的」「冷静」「感情表現に不器用」というところは共通したイメージのような気がします。
店長がISTJだとしたら、ぼっちをINFPとすれば、もう少し心の距離、見えない部分での心理的な好奇心がお互いに強い気もします。
INFPからみたESFP
喜多ちゃんですが、喜多ちゃんESFPとしてアニメを観ていたのですが、
今まで、ESFPタイプのような人と実生活で交わることが少なかった。もしくはいなかった。いたとしても接点があまりなかったようで、個人的体験からESFPタイプの印象を語ることができなかったのですが、
「ぼっち・ざ・ろっく!」でESFPタイプを知れました。
ESFPタイプの印象というより、喜多ちゃんの印象をアニメを通して語るようになってしまいますが、
喜多ちゃんすごく可愛くて良い子でした!
「ぼっち・ざ・ろっく!」の登場人物の中で、好感度がいちばんあったキャラクターです。
なにしろ、3話の登場シーンからインパクトがあり、さらに文化祭では、弦の切れたぼっちちゃんをギターで助ける場面、キラキラ眩しいくせに実はギターが弾けなくてバックレたという話の中でのギャップ。でも努力家とまったく隙がないような性格です。
INFPタイプが人と接するときの思考として、この人は自分にとって害がないか、安全な人か、という警戒心をもってはじめその人を判断する気がするのですが、喜多ちゃんのようなタイプは問題なくても実際、眩し過ぎて近づけないような気がします。
ESFPは良い印象なのですが、活動量が違いすぎて、ふだんの生活圏で出会うことがめったいない、INFPにとっては珍しい存在のような気がします。
INFPからみたISTP
ベースのリョウさんですが、こちらも12話を観た中でおおむねISTPのイメージといってよいと思いました。
作品の中で喜多ちゃんもいっておりましたが、孤独ではなく「孤高」という感じがまさにISTPというイメージです。
金欠なのに生活にリスクをおかしてもギターを欲しがるなど自身の欲望に忠実で思い切った決断力もある。
知識が豊富で博識、内向的心理、本音を見破るところなどでしょうか。
INTPという印象、イメージも確かにそうかもしれないと思いその区別は難しいところです。こだわりも強く理知的なところなど似通っていますが、ただ、INTPタイプはさらにもっと技術や論理で楽器を扱ったりしそうな感じでしょうか、
こう書いてみたものの、正直なところ、ISTPとINTPの違い、印象を書きだすと、うまく説明できません。ISTPは現実生活の中で基準を守りつつもリスキー、INTPの思考回路は時に一般論を飛躍するぶっとんだ思考を持っているなどイメージでしょうか。
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物語での関係性
このような感じで、物語での登場人物のタイプを含めて、それぞれ各タイプの印象を感じたままに書いてみました。
こう書いてみたことを振り返ると、
タイプ論を通して眺める物語をつくるには、MBTIのような参考となる「テンプレ」があるのだろうかと感じたところです。
作品の中で人間関係をタイプ論でたところと書いた内容が重なるのですが、たとえば、虹夏ちゃんの姉の店長をタイプ論を通してながめていた部分です。
虹夏の姉、星歌(ライブハウスの店長)をみていて、最初、タイプ論の考察サイトだと、ESTJではないかとも書いてあり、確かにそうみえるし、なんとなくそれにいちばんESTJが近いかなとピンときました。
店長のみの描写というより、一緒にいる時のぼっちが店長を怖がっていたり苦手そうな感じを出している雰囲気が、INFPタイプが苦手とするESTJと対峙した時の雰囲気に近い気がしました。
一方でISTJかもと考える部分は、INFPタイプは、「できれば対する人には真面目を装う。もしくはその場面に対してできなくても、なるべくちゃんとしていたい。うわべでは、できるかわからないけどひとには礼儀をわきまえたい」こんな感じの態度のINFPは、いちおうISTJ的な監査基準ではなんとか逃れるといいますか、ISTJ側からしても「まあよくはないけど害もないだろう」的な感じで見逃してくれそうな感じがありそうです。「大人しくしてますので」というポーズをとれば、ISTJとINFPが接する際の衝突は少ないのかなと思ったりしました。
ちょっと漠然とした表現になりましたが、
ESTJの場合は、「こっちのルールに従って」という感じで巻き込む勢いがありそうで、店長にもそんな部分を感じました。
それでも、ISTJの部分では、ライブハウスの経営、細かいところなどISTJが得意な分野でもありそうです。
ぼっちと店長の距離間はお互い「I型」とすれば、まだ最初の距離がある段階で時間が経てばもっと縮まり自然になるのかもしれません。
店長をあと他のタイプで考えると、ぶっきらぼうな雰囲気でISTPにも見えたり、ギターをストイックに弾くような感じの職人みたく。あとは、ぶっきらぼうでも気を許した人に対しては優しい。
居酒屋で打ち上げの場面ですが、(8話)喜多ちゃんと店長の会話のシーン、イソスタの話ですが、妹の虹夏にツンデレと突っ込まれて否定しているところはESTJのテンプレっぽい感じもしました。
経営者目線、立場的に姉、などそういう環境があるので外向的E型にうつるのかもしれませんね。
これは、あくまで個人的な意見なのですが、INFPって、「E型」の多くから、害はないとみられると、そこらにいる座敷犬みたいに適当に扱われることが多い気がするのは気のせいでしょうか!?
その方がこちらの気も楽で良いですが。
話が飛びましたが、ギターヒーローであると見抜いて、ぼっちがもっているポテンシャルを認めた場合には、相性の悪さも相殺されるのかもしれません。これは店長をESTJ型とみた場合です。
支配的というよりは頼れる、成熟型ESTJといえばいいのか、適度な距離感で接してくれる存在です。
あとESTJっぽいとみていて感じたシーンでは、ツッコミが多いところでしょうか。
9 話での「おまえらもうバンド名変えろよ」とか、(夏休み誰もぼっちちゃんを遊びに誘ってないシーン)
ここもぼっちを心配しているところ、夏の不調の原因を察するあたりでしょうか。
多くの作品で、ESTJタイプは好意的な部分では、期待に応えるツッコミ役という印象です。
的確なツッコミでギャクアニメのはちゃめちゃな場面を冷静に盛り上げてくれ、常識枠として活躍している印象があります。
ライブハウスを経営する経営者目線やリョウ先輩・きくりがぼっちからの借りていたお金をちゃんと清算させる管理的立場はESTJもしくはISTJらしい感じでした。
店長については、ここまで書いたように、ESTJ・ISTJ・ISTPあたりのイメージが混ざります。
補足として、ISTJとINFPは相性がまあまあよい良いようです。管理型のISTJとは合わなそうですが、お互いにかけはなれた部分が良いのかもしれません。
ESTPとESFPの違い
ぼっちが金沢八景で出会い駅前でセッションライブを一緒にした、きくりがESTPという部分は少し納得です。
きくりは先にENTPタイプと書きましたので内容が異なるのですが、ESTPとなるキャラクターがいないので、あくまで最初に感じたイメージとしてきくりをESTPとした場合の話とします。(※ENTPとESTPの印象、違いはそんなに変わらないかもしれません。)
E型のタイプはINFPタイプと比べ、あたり前ですが外へのエネルギーがつよい。
E型のなかでもESTPは、なぜかINFPがうまく言葉にできない微妙なニュアンスをけっこうよく汲んでくれる。(ような気がします)
同じく活動量のある喜多ちゃんもおなじE型ですが、ESFPの場合では、INFPがふだん感じている世界についてはあまり興味が少なそうなので、ちょっと汲み取り方がややズレているようにも感じます。
最初の学校での出会いのときとか、なんかぼっちであることについて良い意味でぼっちちゃんの立場について同じ学校の同級生なのに無頓着な部分など、
これは何故かいまだに、ESTPっぽい人に実際にあってうまくこう文章にできないのですが、とりあえず、INFPのここぞという部分でパワーをくれる役割が多くの作品にも描かれている気がします。INFPがふだん世界と接する際に感じる緊張のようなものがなくなる感覚といえばよいでしょうか、
これらの人たちは、内向型タイプに「理屈ではなく、その存在感で背中をおす」ようなところがあるか、と。
この人たち(主にESTP・ほかESFP・ENTPも同じく)がこうならまあそうなのかなという感覚でしょうか、
ESTPタイプをよく書き過ぎでしょうか。ただ、INFPとの関係性が良いようでも表裏一体というのか、「ぼっち・ざ・ろっく!」のなかできくりはぼっちに飲酒をすすめたりとイケない部分もあるので、うまく嚙み合わないとINFPはただストレスを受けるだけのパターンもありそうです。
ESTPタイプは最終的にINFPタイプの表にでない部分の意思を理解してくれそうです。それもけっこうすんなりと。
きくりが登場する部分でいちばん笑ったのは、最終話、学園祭でのボトルネット奏法のところは、nasneの実況コメントで、「酒が役にたってて草」のコメントに笑ってしまいました。
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まとめと補足
こんな感じで、今回、「ぼっち・ざ・ろっく!」にて架空作品でMBTIを語ってみるを思ったままに書いてみました。
感想もふくめて、「ぼっち・ざ・ろっく!」のフィルターを通してMBTI心理学的タイプ論の各タイプについて個人的に思ったことを書いてみました。
物語とタイプ論の相性はよく、架空の作品を様々な角度でみるツールにもなります。
たとえば、キャラクターを各タイプにあてはめたら、それを違う作品でいれかえてみたり想像すると面白いです。
まどか☆マギカとぼっちざろっくで、同じタイプと思われる、まどかとぼっちを入れ替えて、まみさんと虹夏ちゃんも入れ替えてみたりですね。妄想が好きなINFPとしては、妄想の範囲が無限大になります。
補足 INFPの他の人に対しての呼び方
ぼっちちゃんの周りに対する呼称ってほぼすべて敬語で、「さん」づけですね。
私の場合は、かなり仲が良くなっても、年上、年下関係なく、敬語、さんづけのスタイルなのですが、
ぼっちちゃんはアニメで、虹夏ちゃん呼びでしたね。INFPがENFJのようなタイプに対する安心感がみえる部分に感じました。
ENFJタイプはINFPからすると、よほどのことがない限り否定してこなそうというか、世の中の人間は性善説でできていると考えているのではないかと思うところがあります。
それで、呼び方という部分ですが、アニメの最終話で、ぼっちのことを後藤さん呼びだった喜多ちゃんが、「ひとりちゃん」って呼んだところも印象的なシーンでした。
ぼっちが「喜多さん」ではなく、「喜多ちゃん」呼びする時はくるのだろうかと、アニメ12話を見終わって感じたことです。
話をまとめます。
この前、運転している時つけていたラジオのチャートランキングに結束バンドがでてきて「星座になれたら」が流れてきて、タイムリーでした!
2期もありますでしょうか、期待です!!検索ワードに「炎上」とかあったので先の展開がたのしみです。
長くなりましたが、MBTIから「ぼっち・ざ・ろっく!」を知ったり、もしくは「ぼっち・ざ・ろっく!」からMBTIを知っていただいたら、嬉しいなと書き終わってから思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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