日本一住みたい村、
長野県、青木村にある温泉、
田沢温泉は、ひとつ前に書いた沓掛温泉の近くにあります。
ここもほんとうに良い意味で、閑散とした温泉街でした。(お盆時期は時間帯によってはかなり混んでましたが通常は静かな場所だと思います。)
面積は少ないですが、温泉街に入ってすぐの石畳が印象的です。
映画、卓球温泉のロケ地だったとのことです。
共同浴場はここも200円、安いです。
「有乳湯(うちゆ)」という日帰り温泉があります。
石鹸などもおいてない、小さい浴槽ひとつだけの温泉です。
(石鹸などは持ってきてなければ、使い切りの物が売ってます。)
浴槽のサイズは6人ぐらいなら比較的余裕があって入れるかなと感じます。
体を洗う場所は四ヶ所ほどだったと思います。
田沢温泉の泉質はほんとうに良かったです。
すこし荒れた肌に良い感じの温泉でした。
ひっそりとした小さな温泉街
歴史をみると、いわゆる療養泉に属する温泉なのかと思います。
島崎藤村が滞在した旅館などもありました。
沓掛温泉の田山花袋と同じく、むかしの文学者はどれだけ温泉好きだったのだろうか、と感じます。
パンフレットをみるに、子宝の湯らしく、坂田金時が生まれた温泉とも案内があったのですが、さすがに・・・つくり話でしょうが、
金太郎って、しかし、どこにでも出没するんだなと素直に思いました。
金太郎らしい子供はここで生まれたかもしれません。
むかし話すぎるので、著作権などはもう関係ねーって感じでしょうか。
温泉街の規模は小さいですが石畳と古い建物が印象的です。
スポンサーリンク
泉質について 肌に良い温泉
ここのお湯の感覚が合っていたという感じで、個人的に良かったです。
少し、夏に入り、肌が汗疹、湿疹っぽくなっている場所があったのですが、
温泉に浸かり、汗がひいて、
戻る頃には、
湿疹の部分がすでにかさぶたにかわっていたことに驚きました。
源泉でした。
おそらく、この田沢温泉は、肌にだいぶ良い気がしました。
個人的な体感ですので、それこそ、個人差があるかと思いますが、
軽い湿疹ていどであれば、けっこう効果があると思います。
スポンサーリンク
温泉独特のコミュニティー
しかし、浴槽ひとつで、小さな共同浴場の場合は、すこし独特な雰囲気も感じるところはあります。
なんといえばよいのでしょうか、
顔なじみですとか知り合い的なコミュニティーですね。
近所の方も、あたり前ですがこられると思いますので、
自然とそういった人間関係になるのでしょう。
これは、少し面倒かなと感じました。
ゆっくりとひとりで、体とともに頭も休ませるという場合は、近くの温泉宿に泊まってゆっくりが良いのかなと思いました。
もしくは、一日だけの日帰りであれば、特に問題ありませんが。
定期的に通い、入りびたると人付き合いは、田舎の温泉だと面倒そうだなと感じました。
小さいであるからになおさら。
そこらへんの雰囲気は、やはり、関東で近くの温泉、いや、温泉でなく銭湯でも、かなり人付き合いはドライな感じがします。
地理的には、独特、人も少ない山奥、
人も少ないところなので、自然発生するお付き合いというのはあるのかもしれません。
スポンサーリンク
田沢温泉 まとめ 個人的に感じた効能など
ですが、ここの雰囲気、
温泉街も、泉質も含めて、とても良いところでした。
いちばん温泉の肌触りもよかった気がします。
ぬるっとしていてあきらかに効能がありそうな感じでした。
源泉かけ流しです。
単純硫黄泉とのことです。
例えば、温泉の定義というと、なにか鉱泉で、なにかの物質がまざったお湯であれば、
温泉と名乗れたと思います。
その基準は温泉ソムリエではないのでわからないのですが、
ですが、この田沢温泉のお湯の質は、関東や東京にある温泉と呼ばれる温泉に比べて、あきらかに温泉でした。
というたとえしかできなくすみません。
この田沢温泉に触れてみると、療養泉というのがどんな感じなのか、わかる気がします。
肌にとても馴染みました。
気持ちのよい自然のめぐみがあふれた温泉でした。
個人的には青木村の温泉では、沓掛温泉よりも、田沢温泉の方が体感としては好きでした。
田沢温泉 有乳湯 補足情報 営業時間など 石鹸・シャンプーは無し
共同浴場「有乳湯(うちゆ)」
営業時間6:00~21:30
料金200円
休業日/なし
〒386-1601 長野県小県郡青木村大字田沢2700
※地元パンフレットより引用しました。記入時の情報になりますので実際は異なる場合がございます。
日帰りの共同浴場には石鹸・シャンプーはありません。無ければ、券売機で使い切りの物を購入できます。(50円から100円ぐらいだった気がします。)
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
青木村のもうひとつの温泉、沓掛温泉(くつかけおんせん)の感想はこちらです。
コメントを残す