AAのミーティングとは
AAの略称は、アルコホーリクス・アノニマス(Alcoholics Anonymous)の略になります。
「匿名のアルコール依存症者たち」の略となります。
匿名で週に一回ほどの間隔で各地域の自治会や教会などに、飲酒を問題を解決したいと願う人達が集まります。
匿名性なのでニックネームで呼びあい、自己について話します。
プログラムでは「12のステップ」「12の伝統」を使って、ふだんの生活で話しづらいことや飲まないように支えあう簡単にいうとこのような集まりとなります。
飲酒問題を抱えている本人だけでなく、家族も参加できます。
私も以前、参加したことがあります。
いつも深刻な話ばかりでなく、例えば、公園でソフトボールをしたり、バーベキューをしたり、匿名でそのような集まりがあります。
少しの募金(任意)を集めて、お茶などを出しあったりして、飲酒のこと、または、日常のこと、テーマはありますが何を話しても良いです。
そこは行くだけで話さないという自由もあります。
飲酒問題をかかる本人、家族の駆け込み寺のような存在でもあります。
親がもらってくるメダルとはメダル・バースデイミーティングというものだと思われます。
AAのミーティングに参加し、「飲酒をやめた日」を起点として、その日を新たな自分の誕生日として、バースデイと呼びます。
メダルの種類は、
1ヶ月、3か月、6か月、9か月、そして1年、2年と・・・と続きます。
母親は年単位でAAのミーティングで、飲酒をやめてから何周年の証である「メダル」とそしてミーティング仲間からの色紙をもらって帰ってきます。
今ではあたり前となりました。
ただ、私も改めてAAのミーティングについて調べる中で、
もう十年以上も前の話ですが、いまだに飲酒について向き合い、
十年単位でコツコツをそれを続けている母親はすごいなと思いました。
はじめは、飲酒なんてやめらるのかと、私自身、家族自身が信じておりませんでした。
それがいつしか「飲まなくなる」のが当たりまえとなって、メダルをもらってきても「ああ良かったね」ぐらいで話を済ませておりましたが、
どれだけの思いで、十年以上の月日を積み重ねてきたのだろうと考えると、
やはりそれは、今考えると、とても尊敬できる行動なのではないかと感じました。
アルコール依存については、「治る」という概念がありません。
一生付き合っていく、「治る」ということがないから、再び「飲む」こともできない。
いつか母が私に言ったことば、
「一緒にビールを飲めたら嬉しいだろうね。でも絶対に叶わないね。」と何気なく私に言ったことがありました。
今でもこの言葉はずっと私のこころに残っております。
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