逃げるようにして長野へ
高校卒業後なかばいま住んでいる東京から逃げるようにして長野の田舎へ半年ちかくいました。
正直、高校時代にあまり家の環境が良くなく、進学の勉強もあまり良い感じではなかったのですね。
というか、まわりと距離をおきたい、色々なものから逃避したいそういう感じで長野へ、高校の卒業式が終わってからすぐに行きました。
まだ向こうは寒く、コタツでストーブを炊きながらぽかぽかな居間で静かに参考書を広げていた記憶があります。
長野の田舎には父方のおばあちゃんしかいなく、おばあちゃんも本読みながらひたすら静かな時間を過ごした記憶強いです。
あの時の一瞬の経験はいまでも懐かしく思います。
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予備校などにも通わずにひたすら静かな環境
東京の別のところで暮らす父親からは長野でも予備校へでも行きなさいと言われたような気がしましたが、私はいきませんでした。
なんでしょうか、その、とにかく、一人になる時間がほしかったのですね。
一人であれば、勉強をするのにも誰のペースも気にせずにすることができたからのような気がします。
正直、人に教えてもらうよりも参考書などをみればとりあえずなんとかできました。
どちらにしても文系しかもう無理だと思っていたので(理系はあの時はもう理解するのが無理でした)ひたすら暗記ですとか、そういう地道な作業の方が強かったのでそんなに教えてもらうことも必要なかったのですね。
高校生活の時からそんなのコツコツやっていればよかったのでしょうか、正直そんな簡単なことすらできる心の余裕がなかったのだと思います。
いま思えばもったいなかったですが、まあ、それもそれで良かったのかなと、あの時の、田舎ののんびりした生活はなかなか貴重な体験だと今は思っております。
その、見栄や仮面をかぶるというのは得意だったので、テスト前の中間、期末とかはけっこう良い成績だったのですが、トータルでみた受験をとおりこす勉強の力が不足しておりました。
また、ほんとに、高校時代のまわりとの色々な違和感が強かったのですね、これはいまはうまく表現できないのですが、体力がなかったり、あまりまわりに溶け込むことがほんとにダメだったのですね。
なので、その日、一日を過ごすのに私は精一杯でした。
家に帰っても、親はお酒でおかしくなっておりましたし、それを言い訳にするつもりはありませんでしたが、何か、勉強でも部活でも高校生らしく何かに集中することができませんでした。
精神的なストレスなのか自律神経の問題なのか、食べ物の問題なのかわかりませんでしたが、アトピーがひどくなってしまったのも原因だったかと思います。
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長野での生活
長野にいたのはおばあちゃんだけでした。
でもほんとに、のんびりしていて良かったです。
その頃は野良猫が縁側によくきていたのですが、単語を覚えたりするのに飽きたら、猫にソーセージなどをあげたりして猫と遊んでおりました。
春先のさわやかな気候ですとか、夏でのカラッとした空気。でも夜は涼しいというよりはひんやりとした空気。
どれも今までの東京とは違って、なにかそうですね、変なジメジメがないようなそんな感覚だったような気がします。
特に娯楽もあるわけではないのですが、近くのホームセンターで安い自転車を買ってけっこう行けるところに色々と図書館ですとか行き来きしていた記憶があります。
あとは市街の予備校で行われる定期の学力テストですとか。
久しぶりに同年代の人間に混ざった感じは長野でもどきどきしましたね。
本も読んだりしていました
あと長野での生活ですが、印象的だったのが、本を良く読んだところですね。テレビ番組ですとか当時の長野ですのでたいして充実していたわけでもなく、まあ名目とし一応「受験生」ですからテレビを見るというよりは、田舎にある本棚の本を読んだり、今でも置いてありますが世界や日本の歴史ですとか、ただ、当時はそうですね、自転車を走らせて市街の古本屋にある浅見光彦シリーズや推理小説をよく読んでいた記憶が強いです。
あのシリーズはいろんなところに旅行した気持ちになれるのですよね。
当時というか、まだいったこともない神戸ですとか、函館ですとか、文章のなかで色々な街へ想像で旅行しておりました。
いわゆる文学作品というのを理解するのはもう少しあとになりました。
いま思えば、あの時代に今のようにインターネットがあたり前の環境だったら少し世界も違ったのかなって思ったりもします。
ないものねだりですが。
もう少し、勉強の知識の深い習得ですとか、趣味で色々と世界を広げるですとか、その一年の間にみることができた景色というがたくさんあったような気がします。
そんな感じで、お昼は何か一応勉強したり、飽きたら本読んだり、夜は深夜ラジオ聴いたり、そんな今思えばとても自由というか、のんびり、おだやかな時間でした。
また長くなってしまいました。
せっかくなので、また、大好きなアイドルマスターの曲から「i」という故郷を思う気持ちの歌がありますので紹介させて頂ければと思います。私とっては長野は半年ぐらいしかいなかったので生まれ故郷ではないのですがこの歌を聴くと都会ぐらしではなくて田舎を懐かしむ気持ちすごく良くわかるのですね。ほんとに良い曲です。
軽くミスして凹んで疲れた時は
何気なく吹く風が心地よいね
都会暮らしもそれなり楽しいけれど
なぜか時々思い出してしまう故郷「i」 作詞 中村恵 作曲 佐々木宏人 より抜粋させて頂きました
THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -THE IDOLM@STER HISTORY-
以前も別の記事で紹介しましたが、こちらに「i」が収録されております。
※長野についての別の記事はこちらです。「たましいがつながったと感じた瞬間 おばあちゃん」
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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